ピラティスのレッスン後に行う復習は、習った動きをすぐに何度も繰り返すことだけではありません。動作名、動き始めの姿勢、意識した点、分からなかった点を記録し、次のレッスンで確認できる状態にすることも大切な復習です。
疲れている日まで、無理に練習する必要はありません。教わった内容を思い出し、次に聞きたいことを書いておくだけでも、次回のレッスンにつながります。
復習の目的は「次に確認できる状態」をつくること
復習の目的は、完璧に再現することではなく、覚えている部分と曖昧な部分を分けることです。記録を残すと、次回インストラクターへ具体的に質問できます。
初回レッスンの選び方やマットとマシンの基本から確認したい場合は、ピラティス初心者向けガイドをご覧ください。
レッスン直後に記録すること
着替えや移動の前後など、無理のないタイミングで次を短く書きます。
- 行った動作の名前や順番
- 使用したマット、機種、付属品
- インストラクターから受けた説明やアドバイス
- 分かりやすかった感覚
- 痛み、不調、器具への違和感
- 次回確認したいこと
名前を思い出せなければ、「横向きで脚を動かした」など覚えていることを書きましょう。似た動画を探して、これだったはずと決めつけなくて大丈夫です。
自宅ではメモを整理するだけでもよい
復習のために必ず体を動かす必要はありません。メモを読み直し、質問を一つに絞る、施設から渡された資料を確認する、次回の予約時に伝える内容を整理するだけでも役立ちます。
写真や動画を撮影する場合は、施設の規則と他の利用者のプライバシーを確認してください。SNSや動画サイトで似た動作を見つけても、指導内容と同じとは限りません。
実際に動くのは条件がそろったとき
自宅などで体を動かす場合は、インストラクターから復習してよいと確認した動作に限定します。動き始めの姿勢、動く範囲、動きを終える方法が曖昧なら実施せず、次回質問します。
痛み、めまい、息苦しさ、気分不良などが出たら中止してください。運動の適否に迷う場合、健康問題、けが、症状、妊娠中・産後などでは、医師へ相談します。
マットとマシンでは確認点が違う
マットで復習する場合
床面、周囲の物、滑りやすさを確認し、指導された範囲を守ります。難しく感じた動作を勢いで繰り返したり、痛みを我慢して可動域を広げたりしません。
マシンで復習する場合
マシンを使うなら、施設が自主練を認めているか、その機種で使い方を教わったかを確認します。設定や点検方法は、実際に使うマシンの説明書とインストラクターの説明で確かめてください。
マシンを使った自主練の条件は、マシンピラティスの自主練ガイドで詳しく確認できます。
次のレッスンへつなげる
次は編集部が作成した記録例です。実際に受けた説明に合わせて書き換え、覚えていない部分は空欄のままにします。
| 分けて書く欄 | 記入例 |
|---|---|
| 覚えていること | 横向きで脚を動かした |
| 教わった説明 | 覚えている言葉をそのまま記入する |
| 確認したいこと | 最初の姿勢をもう一度教えてほしい |
| 自宅で行う許可 | 未確認なので、動作は再現せず質問する |
呼吸の指示が曖昧なら、呼吸と動きを合わせるときの質問例も参考になります。
次回は、できたかどうかだけでなく、次のように伝えます。
- どの動作を確認したか
- どの説明が曖昧だったか
- 痛みや不調があったか
- 使用した機種や資料は何か
インストラクターの回答を追記し、古いメモを訂正します。設定だけを切り離して保存せず、機種名、動作、指導日と一緒に管理してください。
よくある質問
レッスン当日に復習した方がよいですか
全員に共通する時間はありません。疲労や体調を優先し、動かずにメモを残すだけでも構いません。
動画を見ながら復習してよいですか
施設やインストラクターが指定した資料なら、使い方を確認して利用します。一般公開動画だけで未経験の動作や設定を追加しないでください。
内容をほとんど忘れた場合はどうしますか
無理に思い出して動くより、「横向きの動きをもう一度教えてください」など、覚えていることをメモしましょう。次回、最初の姿勢から聞き直して構いません。
まとめ
復習は、たくさん動くことだけではありません。覚えていることと分からなかったことを短く残し、次のレッスンで聞いてみましょう。
マシンの設定や動き方に迷うとき、体調がいつもと違うときは、自己判断で練習を続けないでください。


