マットピラティスは、床に敷いたマットの上で、呼吸や姿勢を意識しながら体を動かす運動です。スタジオではグループやマンツーマンでレッスンを受けられ、教わった動きを自宅で復習する方法もあります。
大きなマシンを使わないので、初めてでも様子をイメージしやすいかもしれません。ただし、「マットなら簡単」とは限りません。まずは初心者向けのレッスンで、自分に合った動き方を教わりましょう。
マットの上ではどんなことをする?
仰向けや横向きに寝たり、座ったり、四つ這いになったりして、手足や胴体を動かします。レッスンによっては、ボールやリングなどの小さな道具を使うこともあります。
大切なのは、見本と同じ形を無理に作ることではありません。動かす範囲を小さくする、姿勢を変えるなど、自分に合う方法をインストラクターと確かめながら進めます。
初回から動きの名前を覚えなくても大丈夫です。「最初にどんな姿勢をとるのか」「どこまで動かすのか」が分からなければ、その場で聞き直しましょう。
マシンピラティスとは何が違う?
マットでは、主に床と自分の体を使って動きます。一方、リフォーマーなどのマシンには、動く台やバネがあり、体を支えたり動きに抵抗を加えたりします。
マットが初心者向けでマシンが上級者向け、という分け方ではありません。どちらも、選ぶ動きや教わり方によって難しさが変わります。
床から立ったり座ったりすることに不安がある場合は、予約前にスタジオへ伝えてください。痛みや持病がある場合は、まず医師に運動してよいか相談しましょう。
マシンの仕組みを知りたい方は、リフォーマーピラティスの初心者ガイドも参考にしてください。全体の特徴は、初心者向けピラティスガイドで紹介しています。
初めてのレッスンを選ぶポイント
予約ページに「初心者向け」と書いてあっても、教え方や進むペースはスタジオによって違います。気になるレッスンを見つけたら、次の点を確認してみましょう。
- 初めての人に、動き方を説明する時間があるか
- グループか、マンツーマンか
- 難しい動きがあったとき、別のやり方を教えてもらえるか
- マットや道具を借りられるか
- 体調やけがについて、事前に相談できるか
オンラインで受ける場合は、自分の姿勢を画面越しに見てもらえるかも確認します。「運動を久しぶりにするので、ゆっくり説明を聞きたい」など、気になることを具体的に伝えると相談しやすくなります。
服装と持ち物は、買いそろえる前に確認
服は、手足を動かしたり、座ったり寝たりするときに邪魔にならないものを選びます。硬い金具や大きな飾りが、体に当たらないかも確かめましょう。
靴下、飲み物、タオル、着替えなどは、スタジオの案内に合わせて準備します。マットを持参する必要があるか、貸し出しがあるかを先に聞いておけば、慌てて買わずに済みます。
持ち物をまとめて確認したい方は、ピラティスの服装と持ち物ガイドをご覧ください。
レッスン中は「分からない」と伝えてよい
周りに合わせようとして、分からないまま動く必要はありません。足を置く位置や動かす方向に迷ったら、インストラクターへ声をかけてください。
首や腰、手首などに負担を感じるときも、そのまま我慢せず伝えましょう。動きを小さくする、別の姿勢に変えるなどの方法を相談できます。
痛み、めまい、吐き気、強い息苦しさなどが出たら運動を止めてください。症状が続く場合や心配な場合は、医療機関へ相談しましょう。
自宅で復習するときは、教わった内容から
自宅で動く場合は、インストラクターに復習してよいと確認した内容に絞ります。動画で似た動きを見つけても、レッスンで教わったものと同じとは限りません。
「横向きで脚を動かした」「呼吸を止めないよう声をかけてもらった」など、覚えていることを短くメモしておくと、次回の質問にも使えます。姿勢や動かし方が曖昧なら、無理に再現せずメモを読み返すだけでも構いません。
動く前には、床が滑らないか、家具にぶつからないか、子どもやペットが近づく場所ではないかを確認してください。疲れている日や体調がいつもと違う日は、休むことも大切です。
記録の残し方は、ピラティスレッスン後の復習方法で紹介しています。
持病やけががある方、妊娠中・産後の方へ
ピラティスのレッスンは、病気やけがの診断・治療の代わりにはなりません。持病や気になる症状がある方、最近手術を受けた方、運動してよいか迷う方は、始める前に医師へ相談してください。
妊娠中・産後も、自己判断で参加を決めず、担当の医師に運動について確認しましょう。スタジオには事前に状況を伝え、妊娠中・産後のレッスン経験があるインストラクターに対応してもらえるかを確かめてください。
よくある質問
体が硬くても参加できますか?
体の柔らかさだけで、参加できるかは決まりません。まずは初心者向けの説明があり、動かす範囲を相談できるレッスンを探してみましょう。痛みがある場合は、体が硬いせいだと決めつけず、医師へ相談してください。
マットは先に買ったほうがよいですか?
先にスタジオへ確認しましょう。貸し出しがある場合も、持参が必要な場合もあります。持参するなら、大きさや素材に指定がないかも聞いてください。
ヨガと同じ準備でよいですか?
共通して使える服や道具もありますが、必要なものはレッスンごとに確認してください。運動の特徴を比べたい方は、ピラティスとヨガの違いも参考になります。
まずは、質問しやすいレッスンを探そう
マットピラティスを始めるときは、難しい動きができるかよりも、説明を聞いて理解できるか、不安を相談できるかを大切にしましょう。気になるスタジオの体験案内を読み、持ち物と当日の流れを確認するところから始めてみてください。



